木造船と檜の樹皮
旅先で訪れた鳥羽市立「海の博物館」
さびの効いた佇まい
マニアックな収蔵庫「船の棟」
一本の木をくり抜いた丸木船
小径木の丸太を縛り合わせて作った筏
などなど
全国から集められた木造船80隻がビッシリと
その迫力に圧倒されながら見学していると・・・
檜の樹皮を発見
どうやら「マキハダ」と言うらしい
檜の皮を繊維状にし、木造船の板と板のわずかな隙間に挟み
水分を吸ったマキハダが膨張し隙間を埋めて水の侵入を防ぎます
ヒノキは、古くから建物材や彫刻材などに使われていますが
樹皮も無駄なく活用されていた様ですね
大海原に出て、人の命を預ける船の施工材に
数ある樹種の中で、ヒノキが選ばれてきたということは
油分が多く耐水性・耐久性が高いことが証明されていますね
鳥羽市立海の博物館