ヒノキのやさしいかたさ

木綿のように、やさしい木肌のヒノキ材。

温かみがあり、なめらかで気持ちの良い手ざわりから、

「傷がつきやすいのではないの?」

なんて言われることがありますが、いえいえ皆さまご心配なく!

日常使用では、まったくもって問題ありませんので。

逆に、手前味噌ではございますが、とても喜ばれております。

一般的に、家具用木材は「針葉樹」と「広葉樹」に大きく分けられます。

針葉樹ーーーーーーーーーー桧・杉・椹・パインなど

広葉樹ーーーーーーーーーー楢・桜・栗・ウォールナットなど

「針葉樹」と「広葉樹」、葉の形や木肌の色などの違いがありますが、

その大きな違いは木質であって、いわゆる木としての細胞構成が異なるのです。

細胞密度差による、木材中の空気含有量が性格を大きく分けてしまっているのです。

うーむ、難しく考えないでくださいね。

たとえば、「針葉樹」は食パン、「広葉樹」はフランスパン

たとえば、「針葉樹」はダウンジャケット、「広葉樹」は革ジャン

たとえば、「針葉樹」はバスタオル、「広葉樹」は帆布

という感じかな、あくまでも個人的な意見として。

確かに「針葉樹」は「広葉樹」より硬くはないですが、それゆえメリットもあります。

また、針葉樹の中でも「ヒノキ」は油分を多く含んでいるという事で、さらなる「優れモノ」なのです。

「ナチュラル色なのに、汚れが浸透しづらく衛生的で、メンテナンスが思いのほか簡単」

「高級お風呂に使用されるほど水に強いので、安心して水拭きができる」

「日常で発生する小さな傷や凹みは、水拭き程度で復元していってしまう」

「夏はほど良い涼しさを、冬はほど良い温もりを与えてくれる、やさしい触感」

子供たちが、机に「ほおずり」をしたくなるのは、この「ほど良い硬さ」の性格ゆえのもの。

子供たちが、元気に家中を駆け回っても、ちょっぴり安心・安全な「ほど良い硬さ」のヒノキ家具。

きっと、やさしい木肌は家族を暖かく見守り、子供たちの優しい感性を育んでくれるはずです。