桧の小枝でふし埋め加工
節(ふし)埋めの現場。
ボロボロとする死に節がある箇所に、
ドリルで穴を空けて貫通させる。
(きれいに節が抜けていれば、そのままで。)
ちょこっとボンドをつけて、
突き刺す。
げんのうでトントンとたたき、
ノコで切る。
埋まりました!
右下の筋は、木工用のパテを埋めて、
最後に細かいサンドペーパーで仕上げます。
木には節がつきものだから、
いちいちやっているんです、この作業。人の手で。
ちなみにこちらの熟練職人は、サウスポー。
(ノコの写真は、ちょっと見にくかったかなあ。)
カタログに「節あり」と書かれた商品は、
こうやって埋めた節と、まだまだ元気な「生き節」が混ざっています。
加工だけの点からみれば、
間違いなく「節あり」材の方が手間(コスト)がかかる。
だけど、美観の点からいえば、
節がない方が好まれて、価格も高い。
木の価値とか価格というのは
質とか何とかではなくて美しさで決まるから、
それはほかの素材にはない大きな特徴だなあと、つくづくそう思う。
でもまあ、こんなふうにきちんと仕事をしているので、
節もある種の勲章だと思って、
やさしくながめてあげてほしいなと思うのでした。
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ヒノキクラフト。