ヒノキ伐採＆運材

安倍川と藁科川にはさまれた山頂（樫の木峠）をドライブしていたら、
ふと林業の現場に出くわしました。

ワイヤー(赤い線でなぞりました)で吊るして、下まで運材しています。
このあたりは、トラックが入れません。
2輪でようやくたどり着いた場所。
林業は、大変だ。ホントに。

ワイヤーの先端であるベース基地。
ここで、上から吊るされてきた材を受け取ります。
どこかの時代にタイムスリップしたような、歴史を感じます。

昔ながらの(原始的な？)手法が、変わらず今も受け継がれているようです。
僻地にくると、案外文明の力は役立たずだったりするのかもしれません。

左向け、左。

さらに左向け、左。
この山からも切り出しています。
ここに丸太を集めて、トラックで下ります。

この丸太が、製材や乾燥を経て、
建材、家具材、その他木製品に使われます。

ダイナミックな仕事のように見えますが、
危険を伴う分だけ、緻密さも要求されるのでしょう。
これだけ山奥から運ばれてきた材を、
大事に使わないわけにはいきません。

無駄なく、大切に、使いましょう。(マ)