神楽坂建築塾|水上からみた東京1
東京で学生時代を過ごしたけど、
なんだかやみくもにがんばっていたなー、と思う。
息つく暇もなく、せかせかと何かを求め、
夢中になっているときは、苦しみすら快感だったりして(M?)。
右をみても左をみても、人・人・人。
遠くには、高いビルが空を邪魔している。
街の躍動感、雑多な人種から刺激はいっぱい受けたけど、
豊かだな、って感じた瞬間は一度もなかった、
よーな気がするのは、私だけ?
でも実際、東京には多くの文化人が今も住み、
豊かに暮らしている。
思うにそれは、日々豊かさを発見し、それを逃さない努力をしているから。
というか、発見した豊かさを、
共有しながら楽しむ(遊ぶ)術を心得ている。
何も東京に限ったことではなく、地方でも同じだとは思う。
ただ東京は、しっかり目を見開いていないと、
豊かさが消えてなくなってしまう危うさを含んでいるから、
みんな意識して、発見しようとする。
そのベクトルが、街のにぎわいを生み出している。
ような気がしているだけです。あくまでも。勝手に。
今回のフィールドワークは、
浅草橋から屋形船「神楽丸」に乗って
隅田川(北上)→荒川(南下)→東京湾→隅田川(再北上)
と、時計回りで東京を水上から見ましょう、という企画。
以下、時間軸にそって羅列。
塾では、こんな上り旗までつくっている。
要するに、遊んでいるのです。