神楽坂建築塾|水上からみた東京2
ヒノキクラフトのブログを利用しながら、感想文の続き。
あくまでも、ヒノキクラフトの視点(?)から。
水は必ず、高いところから低いところへ流れる。
川は、山の養分を街に届け、最後に海に流すのがそもそもの役目。
もとを辿れば山脈があって、出口には海がある。
東京の川は、江戸時代に家康が遊覧や交通を意図して造成したというから、
そこに「遊び」の要素も含まれるけど、
それでもやっぱり、川は自然の流れの一部であって、常に循環している。
都心のように、自然が少なく、
ともすると閉塞感を感じやすい街並みにおいて、
川の流れというのは、
人の意識を遠くに運んでくれる気がする。
彼方まで。
ただ川を見るだけでも、何となくほっとした気分になれるのは、
そういう自然の摂理を肌で感じとっているから。
っていう気がするのですが、どうでしょう。
川に揺られて東京を見ると、
時間がゆったりと感じられる。
あたりまえだけど、
船の揺れは、川の流れの上にのっかっているわけだから、
電車や自動車の揺れとは違って、自然の摂理に依るところが大きい。
(睡眠不足や二日酔いの人は、酔い止め必需品)
建築の専門家は、この川の豊かさをまちづくりに生かす、
という視点で、川に東京の未来の可能性を見いだしている。
東京が「水の都」になったら、とても素敵なことだと思う。
何はともあれ、乗ったことがない人は、乗ってみるといいと思います。
今回の入り口は、JR浅草橋下車のここでした。
屋形船の内観。
からみた、船着き場。