木のぬくもり展
10月18日(土)より、
JR静岡駅南口すぐの静岡アートギャラリーで、「木のぬくもり展」が開催されています。
12月23日(火祝)まで。
先日オープニングに行ってきたので、ご報告を。
緑豊かな静岡市では、古くから木を使った産業が盛んでした。
家具・指物・挽物・漆器など。
今回の展示会は、その伝統の技を用いた多くの作品が展示されています。
正直、すごい造形です。
これだけのプロダクトをよく作ったなあと感心してしまうほどに、
圧倒的に木のもつ力が迫ってきます。
そして、今回の展覧会の目玉といっていいと思いますが、
実際に木と触れることのできるスペースがあります。
もちろん、主役は子供たち。
でも大人も間違いなく楽しめます。
「木とあそぶ子どものアトリエ」だそうですが、
「お手を触れないでください」が当たり前の美術館で、
「どうぞ自由に遊んでください」という参加型は、結構めずらしいかもしれません。
遊ぶための木製品は、きちんとデザインされたもので、
実際に子どもたちは夢中になって遊んでいました。
木と木が奏でるやさしい音も心地いいし、
スケールの大きい、ダイナミックな作品と触れあう時間は、
気持ちのよい後味を残してくれそうです。
と思いつつぼーっとながめていると、
ふと見覚えのある椅子が置いてありました。
スクールチェアです!
実際に静岡市の学校で使っているものを、借りてきたようです。
飴色の、年季が入った風合いになっていました。
放ってはおけないので、写真を撮らせていただきました。
普通、美術館の展覧会といえば
一度行けばもう終わりですが、
この展覧会は、何度足を運んでも楽しいかもしれません。
砂場ならぬ、木場、といった感じ。
オススメです。