南アルプス南部
4月25~27日の三日間、南アルプスへ行ってきました。
泊まりがけで山へ行くのは初めての試みでしたが、
なんとか無事帰ってきました。
南アルプスは、静岡・山梨・長野の3県をまたがる大山脈。
今回は、井川ダムを経由して、さわらじま、二軒小屋まで行ってきました。
東海フォレストさんの企画「巨樹・巨木探索」ボランティアに参戦。
あいにくの雨で、実際に歩き始めた二日目もみぞれまじり。
が、千枚林道から小石下まで行く間に、さまざまな出会いがありました。
まずは、コイワザクラ(小岩桜)。
かわいい高山植物です。
アップで。
巨木を発見しました。カツラだそうです。
アップで撮ると、迫力があります。
この辺りまで来ると、シカの食害が目立ちます。
木の根元の方が、食いちぎられています。
残念ながら、立ち枯れてしまうのがほとんどです。
シカのこういった食害は、多くの山々で深刻化しているのだそう。
生態系が壊れてシカの数が増えたことや、
酸性雨による森林被害が影響しているともいわれています。
一般人としては、注意深く見守っていくことしかできない現象です。
が、知ることが大切です。
そうこうしているうちに、シカの骨発見!
生き物はやがて死ぬので当たり前のことですが、
リアリティーがありすぎます。
さて、寒さで震え、前日の寝不足も手伝って、
ひとり蒼い顔をしていた私。
企画に参加された方々に「大丈夫ですか?」などと声をかけられても、
「全然大丈夫です」などとか細い声で説得力のない返事をしながら、
とにかくケガもなく、二日目を終えました。
二日目の夜は、懇親会にも出席せず暴睡。
ギターやハーモニカとともに楽しそうな歌声がかすかに部屋まで聞こえてきましたが、
足の血流が悪くて起きていられなかったのです。。
宿泊したのは、さわらじまロッジ。
大きなスケールで、どうもうまく写真におさまりませんが。
翌日は二軒小屋方面に向かう途中に、
強風により倒れたミズナラを案内していただきました。
太いところで直径なんと1メートル。
長さ7~8メートルもあろうこの大木は、迫力がありました。
材にして家具を作ったら、とてもすばらしいものができそう。
この日はようやく晴れて、かの有名な赤石岳が見えました。
バスを降り、向かった先は大井川源流域の東俣。
さらに上流を目指して、トレッキングです。
岩あり、雪解けの氷あり、
スタッフの方々にご迷惑をかけながらも、
アドベンチャーなトレッキングはとても楽しいものでした。
帰りに、二軒小屋ロッジに立ち寄らせていただきました。
内部はまさに、小屋。
素敵です。
新緑の今の時期はもちろん、秋まで素人でも十分楽しめる南アルプス南部。
最近山へ行くようになったのは、
自然の中で、おいしい空気を吸って、
ただただ楽しむことから始めたいと思ってのこと。
いずれヒノキクラフトでも
ちょっとしたツアーを計画できればと思っています。
南アルプスの南部登山・観光情報は、こちらをご覧ください。
東海フォレスとさんの興味深い企画が目白押しです!
http://sawarajima.cocolog-tnc.com/blog/
次回は、梅が島の植樹レポートをお届けします。