ひのきのこたつ

 この時期になると、お問い合せが多くなるのがこたつ。

そこで、大好評『ひのきのこたつ』のご案内です。
一般市場に出回っているこたつは、主に合板などを使用しています。
天然木の無垢材は、熱の影響により反りが出やすい性質のため、
市場ではあまり見かけないのかもしれません。
ヒノキクラフトは、その無垢材の性質と向き合い、試行錯誤し、
ご要望の多かったひのき無垢材でこたつを制作しました。
そこで、熱に対応する構造体を、少しだけご紹介します。
1.天板は反りを防ぐための框(かまち)構造。
  無垢一枚板に、反り止めを入れられたとしても四方を反り止め貫で囲むことができません。
  そのため、家具として不十分な構造体となってしまうため、熱の影響や、経年変化によるひずみを
  抑え込むことができません。
  よって当社では、手間はかかりますが、木の収縮が最小限に抑えることができる框構造を採用しています。

2.框構造の外枠と中板の接合部には、コーキングを使用。
  コーキングは接合部分にゴミがたまらないように、という意図があります。
  その他に、熱の影響により伸縮する中板の動きに対してクッションの役割を果たしています。
3.天板裏側の押さえ棒。
  框構造によって薄くしてある中板の響きを抑える役目と、
  中板の強度を保つために、押さえ棒を入れてあります。
4.強靭なフレーム。
  こたつの布団を掛けた時、熱が中にたまりやすいので、井桁(いげた)を組んで、強い構造体にしました。
  中央の熱源ヒーター部だけは、直接天板に熱が伝わらないように、耐熱素材をしようしています。
古くは室町時代から使用させている、日本の家具の象徴といえる『こたつ』。
こたつには、自然と近寄っていきたくなる不思議な魅力があります。
家族間のコミュニケーションの場所として最適なアイテムではないでしょうか。