屋久島へ

店頭で販売していたシェーカー時計が
屋久島で暮らす久米さん(お父さん)のもとへ。

息子さんご兄弟が、お父さんの還暦祝いにと選ばれたのが、
この時計なのでした。

「還暦祝い、これでどうかな。」(兄)
「ああ、ありがとう。せっかくだから、書いてもらおうかな。」(父)
「えっ、ホントに? それじゃ。あの、マジックありますか?」(弟)
カキカキ。
「うん、いいね。」(父)

各々独立し、屋久島、静岡(清水の山中)、東京と、
それぞれの土地で生活をされているご家族ですが、
なぜかヒノキクラフトのショップに結集。
お母さんもこのあと合流し、
ホテルでパーティーなのだとか。

次男の歩さんは、以前ご紹介したキコリさん(農業家&塾長でもある)。
出身は富山だというから、
ますます静岡との結びつきを不思議に思ってしまいますが、
オモシロイめぐりあわせだなあということで、思わず写真を一枚。

やわらかな表情で、よく話をされるご家族でした。
ふだん離れているから、会うとなおさら、
ともおっしゃっていましたが、
自然の栄養をたっぷりと含んだおおらかさをまとっていて、
なんだかとっても素敵です。

いろんな土地に暮らす方が、
ほんの少しでも、その土地の空気を運んで来てくれる。
もちろんお客さまにとっては単なる通過点にすぎませんが、
ショップで働くことの、醍醐味かなと思ったりもするのでした。

シェーカー時計は、個人的に私も気に入って
家に飾ってあります。
時が経つほどに、オイルを塗り重ねるごとに光沢が増し、
なんともいえない味わいが醸しだされます。

今頃はまだ、どこかを旅されているのでしょうか。
屋久島へのお届けまで、今しばらくお待ちください。
ご来店、ありがとうございました。

その他

Posted by hinokicraft