ひのき家具の傷・へこみ修復方法

一般的なテーブルや家具は、ウレタン系の塗装をされているものが主流です。

傷がつきづらいという事がメリットですが、化学物質系の異臭があることや、
一度傷がついてしまうと、個人での修復が困難というデメリットがある塗装仕上げです。
たしかに、素材感を生かしたオイル塗装は、ウレタン塗装と比べたら傷は付きやすいですが、
なんと、ほとんどの傷・へこみは簡単に修復することが可能なのです。
特にひのき材は、木の性質上、水分を含んだ時の膨張力が強く、他の無垢材よりも修復が容易です。
そこで今回は、ご家庭でも簡単にできる、ひのき家具のへこみ修復方法をご紹介します。
へこみ1[大]、へこみ2[中]、へこみ3[小]
 
水をへこみ部分垂らして10分置いてから、水を拭き取りました。
へこみ1・2は多少膨らんだものの、まだへこみが残っています。
へこみ3はひのきが水分を吸収し膨らみ、元の状態になりました。
水で濡らした布を固く絞り、へこみ部分の上にかぶせ、その上からアイロンをかけます。
また、スチームクリーナーがあれば、蒸気をへこみ部分にあてます。
※へこみ部分に長時間蒸気をあてるとシミになることがありますので、
 2~3秒ぐらいを目安にしてください。
へこみ部分が膨らみ、元の状態に戻りました。
しっかりと乾いた後に、サンドペーパー(240番)をあて、
オイルを塗り直せば、さらにきれいに仕上がります。
傷の程度によっては、修復できないものも有ります。
上記方法で直らなかったときには、まずはご相談ください。