「駿河和染・お茶染め」スツール|グランピングスツール

ヒノキクラフト 駿河和染 お茶染め ランドセルスツール1

 

お部屋の中でも、キャンプなど野外でも、

お手軽に使える便利な折り畳みスツール。

 

小学校卒業を記念に、

ランドセルのかぶせを使用したランドセルリメイクは、

シーズン真っ只中ですが、親子で同じように使える、

ファブリック仕様のグランピングスツールも人気があります。

 

 

今回はそのスツール帆布座面を、

静岡の伝統工芸「駿河和染」で染めてみました。

 

ヒノキクラフト 駿河和染 お茶染め ランドセルスツール2

 

この座面の染料は、なんと「静岡茶」

お茶の製造工程で出てしまう、

製品にならない部分の茶葉などを使用し、

「駿河和染」の型染め技術を用いて、

1点1点手作業で染め上げています。

 

ヒノキクラフト 駿河和染 お茶染め ランドセルスツール3

 

「駿府匠宿」内に工房のある

お茶染め専門の職人、鷲巣さんに染めて頂きました。

 

ヒノキクラフト 駿河和染 お茶染め ランドセルスツール4

 

堅牢度の高い「煮染め」で染色するため、

厳正な温度管理のもとで丁寧に生地を染め上げます。

 

ヒノキクラフト 駿河和染 お茶染め ランドセルスツール5

 

煮出した茶葉を濾(こ)して鉄分を添加したら

生地を投入し、じっくりと温度を上げて煮ていきます。

この手間のかかる作業を、

十分な発色が得られるまで繰り返します。

 

ヒノキクラフト 駿河和染 お茶染め ランドセルスツール6

 

お茶というと「緑色」を想像しますが、

何度も煮詰めることで仕上がった生地の色は、

なんとも言えない味わい深い「灰色」。

濃淡のあるこの生地感は、

手間をかけて作り上げる伝統工法がゆえのもの。

男女問わず好まれる、落ち着いた色味が特徴です。

 

ヒノキクラフト 駿河和染 お茶染め ランドセルスツール7

 

伝統的な静岡の「駿河和染」で染めたグランピングスツール

近日中に数量限定でラインナップ予定。

ご要望の方は、下記までご連絡ください。

メールアドレス:shop@hinokicraft.jp

 

 

 

 

●駿河和染について

 

静岡市には「麻機」「賤機」「服織」など布に関した地名が多く残っています。

今川時代には木綿が盛んに作られ、

八幡織木綿、中島紬などの織物の名もみられ、織物とならんで染色業も発達し、

紺屋町ができ、型染や手描きの紋染が行われ、近郊農村では染料の藍の栽培が盛んに行われました。

江戸時代には、武家のために幟 ( のぼり) 、旗差物 (はたさしもの) 、

町家のためにのれん、伴天、作業衣など、

また祝儀物として筒描きによる定紋入り風呂敷などが染められ、

旧安倍川の川筋に沿って多くの紺屋が繁盛したといわれています。

しかし、明治になり、交通の発達から他産地からの進出、

機械染色の出現など近代化の波のなかで、紺屋の仕事も減少しました。
再興の機を与えたのは大正後期に起こった民芸運動で、

直接には芹沢銈介氏 ( 当時県工業試験場技師、人間国宝 ) が静岡や

その他の地域に残る染色技術と芸術性の発掘に努力し、その成果が実って、

新たな静岡における和染興隆の端著となりました。

 

 

ホームページ https//hinokicraft.jp

 

自社工場・自社職人、少量製作だからこその、

手づくり品質と期間なしのアフターサービス。

創業から、家具産地で想いと技を込めてきた、

つくり手の顔が見える本物の無垢家具づくり

ヒノキクラフト。

 

檜材について(参照/森林・林業学習館)