ひのき無垢の上下分割チェスト(転勤者向け仕様)

檜チェスト

なんの変哲もない檜のチェスト、と思いきや
 
ひのきチェスト
上下2つに分解されました。
 
桧無垢のチェスト
持ち手と、上下を固定する案内ダボ。
 
ヒノキチェスト
再び重ねると、こうなります。
転勤の多いお客様からいただいたオーダー。
なるほどこれなら移動も簡単です。
その昔、火事が多い江戸では、
家財道具を持ってすぐに屋外に逃げられるように、
大きな車輪の付いた「車長持(くるまながもち)」という箪笥が流行したといいます。
だけど、実際に大火事があったときに、みんなが一斉に車長持を引いて逃げたので、
路地がふさがれて大惨事となり、
のちに、さおを通して担いで運べるタイプが主流となったそうです。
火事と転勤はまったく異質なものですが、
それでも、日本人は昔から移動のことを念頭に入れて家具を考えてきたのです。
昭和の代名詞、ちゃぶ台なんかもそうです。
その感覚が、なんとなく思い起こされる今回のオーダーでした。
 
【品名】転勤者向けひのき上下分割チェスト4段
【サイズ】幅87×奥行44×高さ70cm
【価格】135,000円