松の植樹

去る2月21日(土)、植樹のボランティアに参加してきました。
場所は、浜松市の中田島砂丘。

植樹というと森を連想しますが、
今回は、火災で消失した松林を復元するという行政の一環で、
海辺の砂丘が舞台となりました。

まず等間隔に穴をほり、苗木を植えていきます。
苗木は「クロマツ」。
塩害に強いため、防風林に使われることが多いのだそう。

遠慮せずに、しっかりがっちりと足で踏み固め、
最後にシートをかぶせて、木の杭で固定します。

ボランティアの方々の手際があまりにもよく、
1時間程で作業は終了しました。

それにしてもこの海岸、砂丘と呼ぶだけあって
サラサラとした砂がとても美しいのが印象的でした。
砂丘側から陸の方を見ると、クロマツがびっしりと敷き詰められていました。
松林の緑が途切れたところが、現在植樹進行中となっています。

最近行われている植樹の多くは、地球温暖化や森を守ることを目的に行われていますが、
今回のように、防風(潮)林としての松を守るという取り組みも、
全国各地で行われています。

また、今回は火災で消失したということですが、
マツクイムシによる「マツ枯れ」の被害も広がっているのだそう。

小学校の社会科の教科書に書いてありそうな事例ですが、
それでも改めて、木は私たちの暮らしの中でとても大きな役割を果たしてくれていて、
昔から日本人は、木と仲よく暮らしてきたのだなあと思い知る経験でした。