「だぼ」について

工場で完成形の家具を組み立てる際は、
材料の接合部にボーリングという機械で穴をあけ、
その穴に円柱状のだぼを打ち込み、
強固に接合する方法をとっています。
このだぼは、ヒノキよりも固いナラという木でできています。
だぼ穴に接着剤を入れ、だぼを打ち込むと、接着剤を吸収して大きく膨らみ、
より強固に固定することができます。
また使用するだぼにも様々な種類があり、
人が座ったりする椅子や学習机の脚部など、
より強度を必要とする部位の接着には
太くて長いものを使用するなど、
製品の構造や用途に応じて最適なものを使い分けています。
外からは見えないこのような部分にも細心の注意を払い、
より良い製品を追求していくことも、ヒノキクラフトの使命です。