フィンランドの伝統工芸品

この木のカップ。「ククサ」っていいます。
フィンランドの伝統工芸品で、白樺の幹にできる「こぶ」をくりぬいて作ってあります。

小さい頃はミルク、大人になったらコーヒーやお酒を入れて、
一生使えば幸福になるという言い伝えも。

出産祝いなんかにいいかなと思い、お店で展示販売しています。
価格は、6,930円。

ちょうど1才の男の子が手に持つと、こんな感じ。

持ち手がしっかりしているので、安定感があります。

子供用の食器といえば、以前ヒノキクラフトでお椀を作ったことがありました。
もちろん、素材はひのき。

ひのきは年輪がはっきりしていて、
ろくろにかけると割れやすく、作る職人さんも大変ということで、
今は販売していません。

ひのき椀もそうでしたが、ククサは自然オイルで仕上げてあります。
食器なので、子供がなめても安心・安全。
ときどきサラダ油なんかを塗ってあげると、ツヤが増して長持ちします。

手作りのお椀やカップは、たいてい一点一点色・形・木目が異なります。
その表情を愛しみながら、ちょっとした手入れを惜しまずに長く使うからこそ、
「愛着」というものが生まれやすいんですね。

大量生産・大量消費・画一化、というスタンスに味気なさを感じる方々に、
ぜひオススメしたい、北欧の伝統工芸品でした。