隠れた人気商品
ヒノキクラフトは、ヒノキで家具をつくるメーカーだから、
もちろんヒノキ家具目当てでご来店いただくことがほとんどです。
でも、ふと窓辺に視線を移すと、
かわいい木の動物が置いてあります。
これは「ぽれぽれ動物」。
素材は、ヒノキではなく南洋桐。
兵庫県のメーカーさんの商品を、販売させていただいています。
産地はインドネシアですが、現地の職人さんの手作りだそう。
一個一個、表情が微妙に異なります。
桐(きり)といえば、柔らかくて軽い木材。
箪笥や下駄など、古くから日本人に親しまれている素材です。
桐は成長が早いという特性があって、
女の子が生まれたら庭先に苗を植えて、
お嫁に行くときに切って箪笥を作り、
それを嫁入り道具にしたというのは、多分ホントの話。
木の機能的には、収納には桐がいちばんいい、という明確な理由はないようですが、
このような歴史があり「桐の箪笥」というのが一般的になったのでしょう。
*ちなみに、ヒノキクラフトでは引き出しの中に杉を使っています。
湿気の調湿機能や脱臭・防虫機能などからみても、
杉という素材は桐と比べても全く遜色ない、優れた素材なのです。
桐の良さは、なんと言ってもあの柔らかさです。
だから、使うならやっぱり下駄がいいと思います。
しっくりと足裏でなじむ心地よさは、夏の暑い季節にしか味わえない、
けっこう贅沢な感触です。
ぽれぽれ動物には、そんな桐のやさしさが感じられます。
お客様によって好みが違っておもしろいのですが、
人気を維持し続けている動物は、「ゾウ」「カバ」「カメ」あたり。
私としては、「クマ」「カバ」「パンダ」あたりがはずせません。
ご来店の際は、ぜひおみやげにどうぞ。
見ているだけで、癒されます。。