本日より開催

【近代建築史への旅 第21回スケッチ展】
静岡展 前期8月1日(日)~813(金) 後期8月19日(木)~30日(月)

21世紀に入り、本当の豊かさを求める人びとは今、
「古くてすてきな建物」たちに注目しはじめています。
さまざまな時代の激動を生き抜いてきた建築は、
風景にとって欠かすことのできない大切な要素であるという認識が広まりつつあるようです。

1993年春に始まり今回で21回目となるこの展示会は、
そんな近代建築やまちなみに愛情を注いで描いたスケッチを、
全国から集め展示しています。

明治維新以降、高度成長期までに建てられた近代建築は、
1996年から始まった「登録文化財制度」の対象にもなり、
各地で保存の機運も高まっています。
それでも、さまざまな理由で姿を消す建築も後を絶ちません。
そうした中で、市井のひとりひとりが建物を描くことで、
美しい建物に注目し建物へのエールを送りたい
一人でも多くの市民に建物とまちなみの大切さを伝えたい、
というメッセージがこれらの絵には込められています。

展示会はこれまで、東京のみならず、
高知、岡山、札幌、名古屋、弘前、近江八幡、仙台、川越、諏訪、和歌山、京都
山梨、倉敷、大月、愛知の会場を巡回してきました。
今回は東京神楽坂での展示[会期:7月16日(金)~7月21日(水)]が盛況のうちに幕を閉じ、
このヒノキクラフトにて8月の一ヶ月間を二回に分けて展示する運びとなりました。

一枚一枚のスケッチに込められたストーリーを感じていただければ幸いです。
どうぞ、ゆっくりとご覧ください。(2010年8月アユミギャラリー)

呼びかけ人
・宮本和義(写真家)
・栗田仁(建築家)
・鈴木喜一(建築家・神楽坂塾主宰・武蔵野美大講師)

お知らせ

Posted by hinokicraft