ワゴンの安全性

ヒノキクラフトで制作するワゴンの3段目の引出しには、補助輪がついています。

この補助輪は、3段目の引出しに教科書やノートをめいいっぱい入れて引き出した時、
荷重により本体が前に倒れてこないように、つっかえ棒の役割を果たしています。
もうひとつ、ここの床との隙間について隠されたこだわりがあるのです。
この方法にたどり着くまでには、幾つかの試作を重ね、最終的に今の形に落ち着きました。
以前、試験的に制作したひのきのワゴン。

見栄えを優先して、正面から見るとキャスターが隠れ、
床までできるだけ隙間が出来ないように前側の板を床スレスレまで伸ばして制作しました。
見栄えはキャスターも隠れ綺麗に見えますが、実は、、、
子供の脚の指が挟まって、怪我をしてしまう危険性があったのです。
また、低い位置で使用するワゴンは、角に頭をぶつけて怪我をしてしまう危険性が伴います。
そのため、ワゴンの天板は、やさしい丸みのある角になっています。
家具を制作する上でまず考えるのは、お客様が実際に使用した時のこと。
当社はその中でも、安全性を最優先に考えています。