木製雨戸の修繕

ヒノキクラフトで、以前木製の雨戸の制作を

請け負ったことがあります。
建具も含め、もちろん今でも制作を承っていますので、
お気軽にご相談ください。
木製雨戸1
さて、今回古い木造長屋に住むにあたって、
いちばんの問題は、長年使われていなかったこの戸袋に入っている木製雨戸。
開閉に10分以上かかり、近所にその音が響き渡っていました。
木製雨戸2
これはマズい、といろいろ試みたのですが素人ではらちがあかず、
さっそく建具職人に修繕を依頼。
この道具ひとつで、あちこち飛び回っているそうです。
木製雨戸3
戸車がぼろぼろになっていたので、
木製雨戸4
新しいものに変更して、
木製雨戸5
カンナで
木製雨戸6
木が伸びてひっかかっていた部分の木部を削ります。
木製雨戸7
これだけ削ったのも久しぶり、とのこと。
わずか数十分でささっと仕上げた建具職人が放った、最後の一言。
「木の雨戸は、やさしく丁寧に扱ってね。
 途中で引っかかっても、ゆっくり動かせば必ず閉まるから。」
木を扱う人間の言葉は、何となく説得力があります。
一昔前までは当たり前のことでしたが、
木の道具と付き合っていく姿勢というものを
改めて気づかされました。

その他

Posted by hinokicraft