学童机支援のお便りと被災地の現状

岩手県宮古市にお住まいのS様よりお便りをいただきました。
被災地より

学童机受けとらせて頂きました。 

ずいぶんと立派なもので驚いております。  
子供もとても喜んでおり、
どんどん勉強を進んでやってくれるようになればと思っております。
こちらは、小高い山の上の仮設に入居しており、
地震があっても 今までの様に津波の心配をすることなく生活しています。 
通学路も今回の震災で津波が来なかった場所なので助かっています。  
しかし、通勤や海に近付くにつれ震災のツメ跡は今も鮮明に残っており、
瓦礫が撤去されただけで、住宅の解体待ち、基礎の撤去待ち、
行政の 復興計画着手待ちで地に足を付けて進もうと思っても
土地や区画整理など しがらみばかりで何時仮設を出れるか皆分からない、
もう5年10年でも 仮設で済む覚悟を持って暮らしているひとが大半です。
高齢になればなるほど その傾向が強いと感じます。
そんな生活でも、子供の笑い声や遊び声、挨拶があるだけでみな笑顔になり
気持ちが晴れやかになります。
我々が子供のころの生活状況を思い出しました。
そんな子供たちを地域で育て、立派な大人にし、これからの地域を任せられるよう
私達親が今を頑張っていこうと思います。
この度のご支援心から感謝致します。
 本当にありがとうございました。
 <顔は、ご本人の希望により伏せさせていただきました。>